予てから報じられてきた通り、10月29日よりデジタルシネマ上映システムの適合性を認証するための試験の最新版 DCSS CTP1.3.2 が発効します。 当日以降に新たな適合性試験を開始する場合は、最新版のデジタルシネマシ […]
投稿者: Yoshihisa Gonno
デジタルシネマ黎明期の2005年から国内メーカーで初のデジタルシネマ上映システムの開発をリード。その当初からハリウッド周辺の技術関係者との交流を深め、今日のシネマ技術の枠組みづくりに唯一の日本人技術者として参画。
2007年から5年間、後発メーカーのハンディキャップを覆すべく米国に赴任。シネマ運用に関わるあらゆる技術課題について、関係各社と議論、調整を重ねながら、自社システムの完成度を高め、業界内での確固たる地位を確立。
2015年からは技術コンサルタントとして独立。ハリウッドシネマ業界との交流を続けながら国内のシネマ技術の向上に向けた活動を続けている。
2018年から日本人唯一の ICTA(国際シネマ技術協会)会員。
プライベートでも「シネマ」をこよなく愛し、これまでのシネマ観賞(劇場での映画観賞)回数は1500回を優に超える。
2009年に公開された『アバター』から延期に延期を重ねること13年、続編の公開を12月に控える中、最近の上映設備の能力に適応すべく修正された『アバター:ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター』が期間限定で公開されています […]
コロナ禍による行動規制が緩和される中、4月25〜28日、米国ラスベガスで シネマ業界最大のイベントである CinemaCon 2022 が開催されました。 2019年以来の通常開催が実現した本会合の状況を総括します。 C […]
続くコロナ禍 この一年は延期されていた新作も順次公開され、それぞれに感染対策を施しながら劇場の営業が回復してきた一方で、ネットストリーミングとの棲み分けにおいて明らかな力関係の変化があるようです。 従来、劇場映画は他のメ […]
高輝度・高コントラスト映像の上映が可能となってきたのに伴い、DCIでは過去数年に渡りHDR上映の各種数値基準を規格化するための検討が進められてきました。
まだ最終的な規格にはまとまっていませんが、この度、指針となる数値が公表されましたので、概要を解説します。
日本国内の状況はまだまだ厳しいものがありますが、米国では今年こそはという意気込みで開催に向けた準備が進んでいるようです。
劇場で上映素材を見付けやすいように DCP のファイル名はデジタルシネマ名前付け規則 (DCNC) に則って付けることが推奨されますが、適切な名前が付けられたかどうかをチェックするのは容易ではありませんでした。 そこで、 […]
正しくパッケージされた DCP のファイル名には配給元の映画会社や制作会社を知るためのコードも埋め込まれています。 これらのコードはデジタルシネマ名前付け規則に基づくもので、劇場で上映素材を選ぶ際に貴重なヒントとして利用 […]
世界中がコロナ禍に見舞われて早一年。米国の中堅映画館チェーン Alamo Drafthouse Cinema の破産申請が発表されました。 米国の映画館営業が再開されようとする矢先の出来事でもあり、とても残念な思いです。 […]
実際の画像をDCPの画枠に合わせ込む際の各種パラメータを計算するツールを公開します。 DCP にパッケージしたい画像を配給可能な画枠に埋め込む際の画像の調整時の参考情報としてご利用ください。 デジタルシネマ名前付け規則の […]
前回のお知らせ『デジタルシネマ名前付け規則、ページリニューアル』からの続報です。 最新の各種登録データが随時閲覧用のページに反映されるように本家 ISDCF のサイトで改訂作業が進められてきましたが、更新頻度の高いページ […]
今なお世界を席巻するコロナ禍によりシネマ業界も未曾有の大打撃を受けた一年となりました。 ワクチン開発の知らせが流れ始めたとはいえ、新たな日常に落ち着くまでにはまだまだ時間が掛かりそうで、映画業界の回復にもかなりの長期戦を […]
コロナ禍の影響で本年度の開催が見送られたシネマ業界最大のトレードショー CinemaCon ですが、来年度の開催予定(8月23〜26日)が発表されました。
コロナ禍の収束に見通しが立たない中、映画館のニューノーマルとして様々な対策が講じられていますが、シネマプロジェクターのクリスティから映画館の紫外線殺菌のための製品がアナウンスされましたのでご紹介します。 参考情報 Chr […]
コロナ禍の影響で世界的に公開が遅れていたクリストファー・ノーラン監督の新作『テネット』 “TENET”(2020)[IMDb] ですが、今回この作品をIMAXレーザーとドルビーシネマの両方で観賞す […]
前回『IMAX vs. ドルビーシネマ』と題して比較記事を書いてから約2年が経過し、国内の状況もかなり変わってきました。引き続き両者に関する関心が高いようなので、今回も双方実際の劇場での体験をもとに、最近の状況を踏まえな […]