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画枠と画像の合わせ込みツールの公開

実際の画像をDCPの画枠に合わせ込む際の各種パラメータを計算するツールを公開します。

DCP にパッケージしたい画像を配給可能な画枠に埋め込む際の画像の調整時の参考情報としてご利用ください。

デジタルシネマ名前付け規則の中でも利用頻度の高い画面アスペクト比を補足するツールとして作成しました。

ツールへのリンク

背景

デジタルシネマの映像は一般にはビスタ(フラット F )かシネスコ(スコープ S )の何れかの画枠に納めて DCP にパッケージする必要があります。

これを怠ると上映システムによっては適切な大きさで映像が表示されないことになります。

しかし、実際に制作される作品の中には意図的に標準的な画枠とは異なる変則的な縦横比で制作されるものも少なくありません。

制作された作品を適切な画枠に適切な大きさで納めるにはちょっとした変換作業が必要になります。

想定される使用状況

今回ご紹介するツールは DCP 制作時の次のような場合に役立ちます。

  • スコープ S かフラット Fどちらの画枠を使用した方が良いのか視覚的に見比べて判断したい場合
  • 画枠にフィットさせる際の拡大縮小倍率を概算したい場合
  • 画枠にフィットさせた時の名前付け規則のコードを早見したい場合

注:フルコンテナ C の使用について

フルコンテナ C は、システムの挙動とその上映効果が分かっている特定の劇場専用の DCP を制作する場合を除き、一般的な配給には使用すべきではありません。

上映設備との相性次第で、スクリーンからはみ出したり、スクリーン上で無駄な余白ができたりして、上映品質を損なう可能性があります。

作成者: Yoshihisa Gonno

デジタルシネマ黎明期の2005年から国内メーカーで初のデジタルシネマ上映システムの開発をリード。その当初からハリウッド周辺の技術関係者との交流を深め、今日のシネマ技術の枠組みづくりに唯一の日本人技術者として参画。
2007年から5年間、後発メーカーのハンディキャップを覆すべく米国に赴任。シネマ運用に関わるあらゆる技術課題について、関係各社と議論、調整を重ねながら、自社システムの完成度を高め、業界内での確固たる地位を確立。
2015年からは技術コンサルタントとして独立。ハリウッドシネマ業界との交流を続けながら国内のシネマ技術の向上に向けた活動を続けている。
プライベートでも「シネマ」をこよなく愛し、これまでのシネマ鑑賞(劇場での映画鑑賞)回数は1500回を優に超える。

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