例: EN-FR (英語音声 / 仏語字幕)
一つ目の言語コード (例では”EN”) は音声の言語を表します。二つ目の言語コード (FR) は字幕の言語を表します。
CPLの内部
音声言語は//Reel[1]/MainSound/Language
に表記されます。
<MainSound>
...
<Language>en</Language>
</MainSound>
主字幕は//Reel[1]/MainSubtitle/Language
に表記されます。
<MainSubtitle>
...
<Language>fr</Language>
</MainSubtitle>
そして、//Reel[1]/CompositionMetadataAsset/MainSubtitleLanguageList
の第一要素には以下のように表記されます。
<CompositionMetadataAsset xmlns="http://www.smpte-ra.org/schemas/429-16/2014/CPL-Metadata">
...
<MainSubtitleLanguageList>fr</MainSubtitleLanguageList>
...
</CompositionMetadataAsset>
追記:
- DCNCでは、言語コードは(概ね)ISO 639 に準拠します。一方、CPLでは IETF BCP 47に準拠します。多くの場合、両者の関連付けは容易ですが、BCP 47 の方がより多くの可能性に対応できます。 (UN M.49 regionsなど) 中には、作品が配給される地理的な地域に、よりうまく対応するものもあります。
- 慣例として、ISO 639 言語コードは小文字で表記 (大文字で表記する国コードとは反対) します。
注記
名前付け規則とCPLメタデータでは国/地域コードとして異なる情報源を使用するので注意が必要です。
特に名前付け規則の当面の運用で使用するコードのリストは付録1aを参照してください。
CPLメタデータではIANA language subtag registryを使用します。(英文)
http://www.iana.org/assignments/language-subtag-registry/language-subtag-registry.
ISDCFではこれらの違いをまとめた文書を作成しています。(英文)
http://isdcf.com/papers/ISDCF-Doc7-DigitalCinemaLanguageCodes.pdf.
場合によってはDCPに二つの字幕言語が入ることもあります。
例: GSW-FR-IT (スイス系独語音声 / 仏語字幕+伊語字幕)
CPLの内部
音声言語は//Reel[1]/MainSound/Language
に表記されます。
<MainSound>
...
<Language>gsw</Language>
</MainSound>
“it” と “fr” が//Reel[1]/CompositionMetadataAsset/MainSubtitleLanguageList
に表記されます。
<CompositionMetadataAsset xmlns="http://www.smpte-ra.org/schemas/429-16/2014/CPL-Metadata">
...
<MainSubtitleLanguageList>fr it</MainSubtitleLanguageList>
...
</CompositionMetadataAsset>
そして、第一字幕言語は//Reel[1]/MainSubtitle/Language
に表記されます。
<MainSubtitle>
...
<Language>fr</Language>
</MainSubtitle>
字幕は、デジタルシネマプロジェクターにより劇場内で生成表示される場合とスタジオにより主映像に焼きこまれている場合があります。言語コー ドが大文字で表記されていれば、字幕は上映時に生成表示されます。言語コードが小文字で表記されていれば、字幕は予め主映像に『焼き込み』されています。
(名前付け規則で使用される大半の言語コードは ISO 639-1, 639-2, 639-3 を参照しています。このウェブサイトのリストに載っていない言語を探している場合は ISO のウェブサイト: www.iso.org で検索してください。)
注: オープン/クローズドキャプションについては付録9を参照してください。
日本語訳に関するお問い合わせ: contact@cinematechnology.jp