デジタルシネマ上映システムの適合性試験 DCSS CTP が 1.3.2 から 1.3.3 に更新されました。
今回の更新では、(1) 近年の上映システム一体化の流れなど、技術トレンドの変化に伴い、事実上意味のなくなった一連の項目の削除に加えて、(2) 軽微な技術項目の変更、追加、そして (3) 追補文書の一体化が行われたようです。
2023年2月8日に公開され、直ちに発効となりました。
削除されたのは、プロジェクター単体、またはサーバー単体を前提とした章立て丸ごととこれに関連する項目すべてのようです。
これによりプロジェクター部とサーバー部が一体化された『上映システム』のみが評価対象となりそうです。
デジタルシネマ発足当初は一社しかこのような構成になっていませんでしたが、少なくとも論理的な機器構成として最早両者を分離する意味は無くなったということかと思います。
HDRや直視型上映システムに関する評価は含まれていません。また、字幕関連の評価にも変更はない模様です。
関連情報:
- Digital Cinema Initiatives Compliance Test Plan オリジナル文書へのリンク [HTML版、PDF版、更新差分表示HTML版]